野球|ピッチャー投球解析とは

投球は「力」だけでなく、下半身→体幹→腕へエネルギーをつなぐ順序と、リリース位置の再現性が球威・コントロールに直結します。
本メニューでは、スマートフォンで撮影した映像をもとにAI解析を行い、 骨格ライン付き動画解析レポート(PDF)の形で、フォームの特徴や改善の優先順位を分かりやすく整理します。

納品物

1本の動画をもとに解析を行い、オンラインで完結します。

DELIVER 01
骨格ライン付き動画(スローモーション)
身体の動きが分かりやすい骨格ライン表示のスローモーション動画です。
フォーム全体の流れや、各局面(トップ〜リリース〜フォロー)の形を視覚的に確認できます。
DELIVER 02
解析レポート(PDF)
トップ/最大の力をためた局面/リリース/フォローなどの重要局面について、
「起きている動き」と「改善の方向性」を文章で整理したレポートです。
保護者や指導者の方とも共有しやすい形式になっています。
DELIVER 03
ポイントの要約(練習テーマ)
重点テーマ(例:捻りピークのタイミング/前脚ブレーキ/リリース方向の安定など)を、
次の練習につながる形で整理します。

どんな方に向いていますか

「球速はあるがコントロールが安定しない」「日によって抜け球・引っかけが出る」「肩や肘への負担が気になる」など、
投球の課題をフォームの特徴として整理したい方に向いています。
骨格ライン付き動画で全体像と局面の形を確認し、PDFレポートで要点と練習テーマを文章で把握できます。
まずは下のサンプルで、納品物の雰囲気がご自身に合うかをご確認ください。

サンプルで確認できます

実際に納品される 骨格ライン付き動画解析レポート(PDF) の例を確認できます。
「現状のフォーム解析」と「モデル比較解析」の出力イメージを、それぞれサンプルとしてご覧いただけます。

現状解析のサンプル

PDFの見方(読み方ガイド)を見る


モデル比較のサンプル

サンプルPDFの見方

※ 上の「現状解析のサンプル」→「PDFを確認」で開くレポートの読み方ガイドです。
まずは「良い点(1文)」「課題(1文)」を押さえ、次にトップ→最大の力をためた局面→リリース→フォローの順で確認すると理解が早くなります。

このレポートで分かること

本人の投球を、重要局面(トップ/最大の力をためた局面/リリース/フォロー)ごとに整理し、フォームの特徴球威・コントロールに影響する要因、そして次の練習テーマ(優先順位)をまとめます。
このサンプルでは、トップからリリースにかけての腕の振りの速さやリリース高さは比較的安定している一方で、右肩の捻りピークのタイミング骨盤と胸の回転のそろえ方前脚のブレーキリリース方向(前後・左右)の安定が課題として整理されています。

POINT 01
局面ごとの「起きている動き」と「どう直すか」
トップ(373)→最大の力をためた局面(395)→リリース(408)→フォロー(418)を基準に、肩の捻り、骨盤と胸の回転、右肘、体幹の安定、リリース方向を読み取ります。
POINT 02
再現性(安定)の論点が分かる
「右肩の捻りピークのタイミング」「体幹の左右の安定」「手首の軌道(前後・左右・上下)」を整理し、日による抜け球/引っかけ/抜け方の違いが出る要因を押さえます。
POINT 03
練習テーマ(優先順位)
「トップ完了の早期化」「前脚のブレーキ強化」「リリースポイントの安定」など、効果の大きいテーマを3点に絞って提示します。

① 概要:最初にここを見る

「概要」は結論の要約です。良い点(1文)課題(1文)を最初に確認してください。
このサンプルでは、テイクバック(トップ)で肩を捻って力をためられており、トップ→リリースの腕の振りの速さやリリース高さは大きく崩れていない一方で、球威・コントロールを高めるために 右肩の捻りピークタイミング骨盤と胸の回転体幹の安定リリース方向の安定をそろえる必要がある、という整理です。

CHECK 01
良い点(1文)
トップからリリースにかけて腕の振りが速く、手首の高さ(上下軌道)は大きく崩れていない(球威につながる要素)。
CHECK 02
課題(1文)
右肩の捻りピークのタイミング、骨盤と胸の回転のそろえ方、体幹とリリース方向(前後・左右)の安定を整えると、コントロールと安定した球威が上がりやすい。
CHECK 03
局面の基準フレーム
トップ:373/最大の力をためた局面:395/リリース:408/フォロー:418 の順で読み進めます。

② フェーズ別分析:トップ→最大の力をためた局面→リリース→フォローで読む

フェーズ別分析では、各局面で 「所感(起きている動作)」「改善点(どう直すか)」 をセットで整理します。
読み方のコツは、概要で出た課題(捻りピーク・回転・リリース方向の安定)が、どの局面で起きているかを追うことです。

A
トップ(373フレーム付近)
所感:右肩の捻り(肩の外旋)はすでに大きく、腕を後ろ・上に引いて「力をためる形」は作れています。
一方で、その後の最大局面(395)に向けてさらに捻りが増えるため、トップは「ピーク途中」の状態になりやすい傾向があります。
右肘はたたまれているが、捻りに対して肘がやや早めに伸び始めると、力の伝達が分散しやすくなります。
改善の方向性:前脚着地の瞬間に「右肩の捻りと肘の高さ」をほぼ完成させる(トップ完了の早期化)。
その状態から体幹の回転を始めるイメージで、リリース方向の安定につなげます。
B
最大の力をためた局面(395フレーム)
所感:右肩の捻りが最大に近づき、骨盤は先に回って胸が後から一気に追いつく局面です。体幹回転スピードは高く球威ポテンシャルがあります。
手首(ボール保持手)は前後方向に「一気に前へ加速」し、球速にはプラスだが、前後位置の微調整が難しくなりやすい傾向です。
左右方向は右側→中心〜やや左に抜けやすく、クロス気味だと抜け球/引っかけの両リスクが出ます。
改善の方向性:最大の捻りピークを「ほんの少しだけリリース寄り(395〜405の中間)」に近づける意識。
「前脚にしっかり体重が乗った瞬間から、胸を一気に開きながら腕を振る」流れをそろえます。
C
リリース(408フレーム付近)
所感:リリース高さ(上下)は比較的安定しやすい一方、前後と左右で振れが出やすい傾向が示されています。
前に出しすぎるとリリースが体から遠くなり、腕だけで投げる形になりやすく、コントロールが難しくなります。
改善の方向性:「顔の真横〜目の前」で離す感覚を固定(ネットスローで同じ位置に当てる)。
リリース瞬間に「人差し指〜中指のラインを捕手方向へまっすぐ」向ける意識で左右ブレを抑えます。
D
フォロー(418フレーム以降)
所感:捕手方向へ回りきり、腕も最後まで振り切れており、左右へ大きく倒れる動きは少ないためフォームのベースは良好です。
一方で、フォローで体幹の回転角度が大きく、前脚の膝のブレーキ(踏ん張り)が甘くなると、力が前に逃げて球威・コントロールのロスにつながります。
改善の方向性:リリース直後に「前脚の膝が前に崩れない」意識。片脚着地→止まるトレーニング等で“止まる脚”を育てます。
投げ終わりに胸・へそが捕手方向を向いているかを毎球チェックします。

③ 再現性・安定性:ばらつきの原因を読む

ここでは、右肩の捻りピークのタイミング体幹の左右の安定手首軌道(前後・左右・上下)の3点を中心に整理されています。
「大きく横に倒れるタイプではない」ことはプラス要素ですが、前脚のブレーキが弱いと前方向に流れてリリースがばらつく危険がある、という読み取りです。

STAB 01
右肩の捻りピークとリリースの連動
ピークは395付近で段階的に増加するタイプ(トップで溜めてから回すというより、回しながらさらに捻る)。
目標は、トップ(373前後)でほぼ最大の捻りを作り、395〜405の途中で一気に戻しながらリリースする順序に近づけることです。
STAB 02
体幹の左右の安定
センターライン付近に保てており、投げ終わりで大きく横に転がるタイプではない(コントロール面でプラス)。
ただし前脚ブレーキが弱いと前に流れすぎて上体が突っ込み、リリースがばらつくため、踏ん張り強化が重要です。
STAB 03
手首軌道(前後・左右・上下)
前後:トップ→リリースまで一気に前へ加速(球速にプラスだが、体から離れやすい)。
左右:右側→中心〜やや左へ抜けやすい(クロス気味だと抜け球/引っかけ)。
上下:大きな上下ブレは少なく、リリース高さは比較的良好。
コツ:毎投「リリースした瞬間の腕の位置(顔との距離、高さ)」を意識してそろえます。

④ まとめと今後の練習テーマ

総括として、肩の捻りと体幹の回転を使えており球威ポテンシャルは高い一方で、タイミング(捻りピークとリリースのずれ)と リリース位置(前後・左右のばらつき)、そして前脚ブレーキが課題として整理されています。
フォームのベースは良いので、「タイミング」と「リリース位置」の整理に集中することで、球速・キレ・コントロール・肩肘負担の面で同時に改善が狙える、という方向性です。

THEME 01
トップ完了の早期化と捻りピークの整理
前脚着地時点でほぼ最大の肩の捻りと肘の高さを作り、そこから体幹を回して一気にリリースする流れを身につける。
THEME 02
前脚でのブレーキ強化
リリース前後で前脚の膝が前に崩れないようにする。片脚着地・ストップ動作などで「止まる脚」を育てる。
THEME 03
リリースポイントの前後・左右の安定
近距離ネットスローやキャッチボールで「同じ高さ・同じ前後位置・同じライン」に投げる意識を持ち、毎球そろえる感覚を養う。

ご利用にあたって

本サービスは診断・指導行為ではなく、フォームの傾向・特徴を把握するための参考情報を提供するものです。
内容の解釈や練習への反映は、最終的に指導者・ご本人の判断に委ねられます。

他の競技の解析もあります

esuiAI では、他の競技についても同様に「動画 × 数値」でフォーム解析を行っています。